
・ブラジルに駐在を打診されたんだけど、どうしよう??
まさか自分が地球の裏側に駐在するなんて、なかなか想像できませんよね。
日本ではあまりブラジルの情報は入ってきませんので、生活のイメージも沸きませんし、なんとなく危険なイメージですよね。
「ブラジルなんて絶対無理。会社辞めても断る。」と考えているなら、一度この記事を読んでみてください。
実際、僕自身も先輩に背中を押してもらわなかったら、断るつもりでした笑
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仕事面:メリット

海外に駐在していると、生活水準、衛生環境、治安等などによる精神・肉体的な負担軽減のために、各企業は海外手当としてハードシップや危険地手当と呼ばれる支給する仕組みを多く採用しています。
代表的な駐在国でハードシップがもらえるのは、インド、アフリカ、ロシア、メキシコ、そしてブラジルです。
ハードシップ手当がつく国で働くだけで、日本や他国と違って、定額で数万~十数万/月が給与に上乗せされます。
仮に手当が10万円で4年駐在したとすると、日本で働いた場合と比べて手当だけで480万円の差が生まれます。
これはブラジルで働く最大のメリットでしょう。
参考記事:【完全版】海外駐在員の給与を徹底解説!家が建つはホント!?
ブラジルは日本から簡単に出張はできませんし、時差も12時間あるので、日中に電話やメールが来ることもなく、本社に邪魔されずに仕事に集中できます。
また、地球の裏側の事情を日本が把握するのは難しく、現地裁量で仕事ができるため、自分の思い通りに進めれるのも、仕事のやりがいにつながります。
これは生活面でしょうと思った方、いいえ違います。
これは仕事面でのプラスなんです。
海外駐在、多忙でストレスが多く、気持ちが沈んでしまうことが多いのですが、太陽を浴びることで、どんだけ苦しくても、明るくなれます。

ラテン民族が陽気なイメージがあるのは、この気候のおかげだ!
仕事面:デメリット
ブラジルの一番のハードルの高さは、このポルトガル語です。
日本人からすれば、全くなじみのない言語なので、勉強しない限り、少しも理解できません。
また、ポルトガル語は難しく、特に動詞の活用があまりにも多いため、日本人にはかなり難しいです。
ただし、日系企業であれば、通訳もしくは英語が喋れるスタッフが大半だと思いますので、そこまで気にしなくても良いでしょう。
生活・暮らしの面:メリット

ブラジルのアパートとかコンドミニアムのイメージって、汚いイメージがなんとなくありますが、最近のはハイセンスで、施設も充実しています。
コンドミニアム内にコンビニ、プール、ジムがついているのは当たり前。
場所によっては南国リゾートのような仕様になっていて、日本では到底できない水準の住環境を楽しめます。
もちろん、WIFI、ケーブルテレビのインフラもしっかり整っています。
移民の歴史もあることからか、日本食レストランが多いのも魅力の一つ。
Temakeriaという表記も店も多く、これは手巻き寿司のことです。
もちろん、いわゆる「なんちゃって日本食」も多いですが、サンパウロなど都市圏では本格的なお寿司、ラーメン、居酒屋などが点在しており、手軽に日本食を楽しめます。
ブラジル国内でも、リオデジャネイロ、イグアスの滝、レンソイスなど有名な観光スポットもありますし、南米内にはマチュピチュ、ウユニ湖、ナスカの地上絵、パタゴニア、モアイ像、ガラパゴス諸島など、日本からではまず旅行できないようなところに訪れることができるのも、大きな魅力の一つです。人生に一回のチャンスかもしれません。
日本人移民が多く、日系人の2世、3世の方もたくさん街で見かけます。
そのため、ブラジル社会では日本人の顔は馴染んでおり、あまり外国人としてジロジロ見られたりすることもなく、社会に溶け込みやすいです。
生活・暮らしの面:デメリット
日本人が住むようなところは比較的安全ですが、ファベイラと呼ばれる貧困街は麻薬組織などの温床になっており、近づくと危険です。
また、都市部においても、スリや強盗なども多いので、安全には配慮しなければいけません。
対処方法については、関連記事にまとめていますので、こちらを参考にしてください。

日本との距離が遠いため、簡単に一時帰国ができません。仮に両親の危篤などの緊急事態だとしても、フライト予約から始めると2~3日はかかってしまいます。
これはどうしようもありません。
ブラジルは輸入関税が高いため、海外製品はどうしても高くなってしまいますので、Apple製だったり、日本製ものは日本で買うよりも高くなってしまいます。
そのためにも、一時帰国などで免税を使って、お得に買い物しましょう。
免税についても、こちらの関連記事にまとめていますので、参考にしてください。
