
海外駐在が決まったけど、具体的にどうやって準備すればいいんだろ??
はじめての海外赴任、何をどう進めていけばいけばよいのかわかりませんね。
今回はタイムスケジュールを見ながら、赴任直前までの準備の流れを徹底的に洗い出しします。

全体の流れをしっかり掴んで、最後にドタバタにならないように準備するんじゃ!
この記事の執筆者
過去2回の海外赴任を経験。
初めての海外赴任は準備不足で最後まで日本を楽しめませんでした。
パスポートを持っていない人は海外駐在が決まったらすぐに取りに行きましょう。
必要な持ち物をもって、各都道府県のパスポート申請先へ行きます。
申請先は外務省のHPにて確認できます。
持ち物
- 一般旅券発給申請書1通
- 戸籍謄本または抄本1通
- 住民票の写し
- 写真(縦45mm×横35mm)1枚
- 本人確認書類(運転免許他)
- 更新もしくは期限切れの場合は、パスポート
ビザとは、渡航先の国への入国許可という位置づけであり、海外渡航先が証明するものです。
ビザの種類は、申請者や国によって手続き方法も様々ですので、会社が代理で対応してくれるケースが多いですが、自身で確認する場合は、赴任する国の大使館・領事館へ問い合わせしましょう。
駐日外国公館リストにて確認できます。
予防接種はワクチンの種類によっては、2回、3回と接種しないといけませんので、時間的に余裕を持った対応をする必要があります。
また、渡航する国によって、必要なワクチンも変わってきますので、専門機関で予防接種のスケジュールを組んでもらいましょう。
予防接種の実施機関などの情報は、厚生労働省検疫所のホームページから探せます。
引越作業は3か月前からスタートすれば良いですが、事前に家具や荷物をどうするか仕分け案を作っておきましょう。
具体的には以下の要領で仕分けしておきます。
- 国内に残しておくもの(実家、倉庫など)
- 海外に船便で発送するもの
- 海外に飛行機便で発送するもの
- 手荷物で持っていくもの
- 国内で廃棄するもの
引っ越し業者に事前に下見と見積をしてもらい、引っ越し業者を選定します。
業者が選定したら、引っ越しの日程を決めておきます。
おおよその目安ですが、船便は出国の1~2か月前、飛行機便は2週間前~直前になることが多いでしょう。
海外での健康診断は不便なことも多いですし、渡航前に健康上の問題が無いかをしっかり確認する意味でも、健康診断を受診しておくことが大切です。
また、持病がある場合には、海外渡航時のお薬や対処方法なども事前に医師と相談しておく必要があります。
赴任日が決まり次第、すぐにフライトの手配をしましょう。
直前になると、席がなかったり、値段が上がってしまいますので、早めの手配が大切です。
海外では手に入りにくいものもたくさんありますので、事前に日本で買い揃えて、船便に荷物と一緒に送っておきましょう。主な買い出し品については、関連記事の海外駐在の便利アイテム集と子供のための引越アイテムにて紹介しています。


小学生の場合、渡航先での学校が現地校なのか、日本人学校かによって必要な日本の小学校で発行してもらう書類も変わってきます。また日本人学校の場合は、出国前に教科書を受領する必要があります。
詳しくは海外子女教育振興財団のHPで確認しましょう。
持ち家の場合、海外赴任中の期間の対策を考える必要があります。
具体的には3パターンです。
- 売却する
- 賃貸に出す
- 管理を委託する(親族、外注業者)
各々メリットデメリットがありますので、事前にしっかり検討しておく必要があります。
1か月前になると、やることが一気に増えてきますので、出国直前に焦らないようにしっかり準備しましょう。
引っ越し業者による作業を実施してもらいます。
海外に発送する荷物と合わせて、国内で移動させる荷物も作業してもらいましょう。
免許更新が一旦切れると、海外駐在という事情は考慮されずに、紛失・更新忘れと同じ扱いになります。
期間内更新ができますので、事前にやっておきましょう。
日本での運転免許証を保有している場合、申請するだけで国際免許証を取得することができ、海外の免許がなくても、国際免許証にて海外で運転することができます。
ただし、日本の国際免許証は、ジュネーブ条約に加盟している国のみでしか有効ではありませんので、渡航国が加盟しているか事前に警視庁のHPにて確認しておきましょう。
マイホームを購入後、ローン返済中に駐在が決まることは年代的にも多いです。
単身赴任で家族はそのまま居住の場合は引き続き適用対象ですが、家族ともに駐在先へ居住する場合は、適用対象外になります。
正しい処置をしていれば、帰国後に残存年数があれば再度適用できますので、
お住まいの所轄税務署に確認の上、正しい事前処置をしておきましょう。
現地で船便が届くまでの期間に必要なものは飛行機便で送付しましょう。
ただし、飛行機便は値段も高くなりますので、必要最低限の優先順位が高いものに絞ることで費用節約しましょう。
1年以上を目安に海外に滞在する場合は、海外転出届を提出する必要があります。
出国予定の2週間前から受理可能です。つまり出すかどうかは本人次第です。
国外転出届は住民票を抜くということであり、住民税の支払いや、国民年金の保険料をはらわなくていいです。
ただし、住民票が取得できなくなることと、国民健康保険が使えなくなりますので、メリット・デメリットを判断の上で、届を出してください。
海外旅行損害保険に加入しておくと安心です。
日本の民間企業で取り扱っていますので加入検討ください。
不必要な国内保険や各種サービスんの解約を進めましょう。
住民票を抜くため、通常通りのサービスを受けられない可能性があります。
銀行によっては、海外居住者向けのサービスがあり、振込・海外送金などのサービスが国外から利用できますので、これも出国前に申請しとくといいでしょう。
海外駐在中は、取引をすることはできません。
各社でルールも違いますので、連絡して、しかるべき手続きを実施しましょう。
携帯電話、電気ガス、水道、インターネット、TVなど各種届出を出しておきましょう。
郵便物の転送サービスも必要に応じて設定しとくといいですね。
手荷物でもっていくべきアイテムを整理を進めます。
日本からのお土産もしっかり準備していきましょう。
お土産については、駐在員に喜ばれるお土産の記事で解説しています。

現地ですぐに使う分は、事前に現地通貨への換金をしておきましょう。
ただし、渡航先の会社で給与前借などサポートしてくれるケースも多いので、不必要に換金せずに節約しましょう。
渡航する国、任期、住所や現地での連絡先も含めて、挨拶しておきましょう。
以上、海外赴任の準備について時系列で整理してみました。