
・英語が苦手で、着任初日の英語挨拶が何を話をしたらいいのだろうか?
・海外出張での現地での自己紹介、うまくやれるかな?
海外赴任で現地に着任、まず初めのハードルは英語の自己紹介挨拶です。
実はこの自己紹介挨拶、難しいにもかかわらず、失敗すると今後の駐在に大きく影響します。
あなたは初めて会う外国人の前で、しかも慣れない英語で、スラスラ喋れますか?
自己紹介する場面を想像してみましょう。
<自己紹介する場面>
- ハードル高:経営層ミーティング、各部署代表が集まる月次会議
- ハードル中:お客さんとの挨拶、部署のチームミーティング
- ハードル低:部下と1体1でのあいさつ
どれも緊張する場面ですね。
これから一緒に仕事をしていく仲間ですので、好印象を与えて、仕事をやりやすくしましょう!
英語が苦手な人も、この記事を読んで準備していけば、好印象間違いありません。
▼今回の記事
・日本人がやってしまうNG自己紹介の例
・自己紹介に織り込むべき内容8点
・すぐに使える例文2点紹介(技術職/営業職の場合)
これは駐在員のみならず、海外出張での挨拶も同様ですので、出張する機会がある方も一読してみてください。
この記事は10ヶ国以上の海外出張と2度の海外赴任経験がある僕が執筆しています
▼合わせて読みたい参考記事:海外駐在員の英語力|海外駐在を成功させるための勉強法を紹介

本日のコンテンツ

初めての相手、第一印象が大事です。
好印象を与えることができれば、仕事も順調にいくことが多いでしょう。
ただし、英語が苦手だからと不安や緊張していたら、相手に悪印象を与えかねません。
そのためにも、英語での自己紹介はしっかり準備していくべきです。
気を付けるべきポイントを整理していきましょう。
日本でよくある挨拶ワードって何がありますか?
- 「右も左もわかりませんが、よろしくお願いします。」
- 「一から出直すつもりで、頑張ります。」
日本では謙虚なスピーチ代表例でしょうが、海外の人達にその謙虚さは伝わりません。
駐在員や出張者は、日本での経験やノウハウを伝えるために海外に来ているケースが圧倒的に多く、
海外の人達はどんな経験を持った人なのかに興味を頂いています。
謙虚さを伝えたいつもりが、
この人は自信がない人だ。この人から学ぶことはない。なんて思われてしまいます。
特に僕が海外で一番見てきた最悪の事例はこれ。
・英語ができなくてすいません
・I am sorry, I can’t speak English….
これは英語ができない人、海外に慣れていない人の典型的な失敗例です。
なぜ失敗例なのか、少し解説しましょう。
・I am sorry
一般的に、日本人が言う「すいません、失礼します」は英語でExcuse meです。
I am sorryは圧倒的謝罪の意を示します。ただ、それは大概の人が理解しているでしょう。
・I can’t speak English
あなたが英語を喋れないことを、なぜわざわざ言う必要があるのか。
しかも、I am sorryと謝罪もしています。
この日本人は私達とコミュケーションを取る気がないから先に謝っているんだろうと勘違いして、それからずっと話しかけてくれないかもしれません。
わざわざ言わなくたって、あなたのスピーチを聞いた瞬間に、英語が苦手ということはすぐに伝わります。
ただどうしても、それを伝えたいのであれば、言い方を変えましょう。
・自分の英語の説明がわかりにくい場合に備えて、
・If you can’t understand my explanation, please don’t hesitate to ask me again.
・英語が苦手なことを少しユーモアを交えて
・I have to improve my English during stay here, because I want to have a girlfriend.

日本人の悪い癖でSorryを繰り返す人が多いぞ!海外では恥ずかしい癖なので直そう。

いきなりですが、タイの現首相の名前はなんでしょうか?
2021年現在、タイの首相の名前はPrayut Chan-o-chaさんです。
そう、日本人には1発で正しい発音で名前呼べませんよね。
それと同じで、海外の人からしても、日本の苗字や名前に慣れていません。
なので、自分のニックネームを教えて、こう呼んでくれ。といえば、現地の人も呼びやすいので、是非自己紹介で伝えましょう。

現地の人達に、ニックネームをつけてもらうのも良いぞ!
あなたは新入社員の自己紹介をしているわけではありません。
先ほど言ったように、知識と経験と目的を持って、駐在や出張しています。
あなたの目的やメリットをハッキリ説明しましょう。
これは僕の主観が大きく入りますが、特に欧米人は、自分より有能なのか、学ぶに値するのかという目線で見てきますので、しっかりアピールするべきです。

挨拶の握手の力強さも自信の象徴だぞ!がっちり握手してアピールするのじゃ!
今の会社や業務に従事している経験年数は一つの武器になります。
・私はこの会社で20年間働いています。
⇒I have been working for (会社名) for 20 years.
・私は営業として15年間の経験があります。
⇒I have 15 years of experience as a sales.
・私はC顧客と初めて契約を交わした実績があります。
⇒I have successed to contract new business with customer C as a first time in the company.
・私の海外出張の目的は、A商品をB顧客へ販売の合意を得ることです。
⇒The purpose of my visit is to get an agreement for selling A product to Customer B.
・私の駐在の目的は、A製品の売り上げを3年間で倍にすることです。
⇒The purpose of my assignment here is to expand sales of A to double within 3 years.
日本人はあまり自分のプライベートを紹介しません。
ただし、外国の人からするとあなたのプライベートに興味を持っています。
せっかくなので、自分の趣味や家族などを知ってもらい、会話のきっかけを与えましょう。

プライベートを知ってもらうことで、今後のコミュニケーションが円滑になるぞ!
・私には小さな子供2人いて、家族も一緒に帯同しています。
⇒I have two small children who are very excited to stay here.
・私は野球が好きなので、メジャーリーグを見に行くのが楽しみです。
⇒My favorite sport is Baseball, I am looking forward to seeing at Stadium.
私はビールが大好きなので、BBQをやるときは是非誘ってください。
⇒Since I love Beer, please invite me when you have a BBQ party.
締めとしては、やはり意気込みを伝えたいですね。
自分のポリシーなども交えて、話をすると分かり易くていいです。
・私はコミュニケーションを大事にしたいので、これからの会社運営について皆とたくさん議論をしたい。⇒Communication is the most important thing when I work, so I would like to discuss with you more frequently about our company strategy.
・仕事は楽しくやるというのが私のモットーなので、一緒に楽しく仕事をしましょう。
⇒I like to work with fun, let’s work together with laugh and smile.

自分のモットーやポリシーを明確に言うと、相手も尊重してくれるぞ!
英語での自己紹介ができたら、早速仕事が始まり、すぐに英語の会議に参加するでしょう。
会議も議事録も、フレーズや書き方を理解しておけば、怖くありません。
事前にしっかり準備しておきましょう。
▼参考記事
英語の会議で使えるフレーズ集+オンライン会議|年間1000回は英語会議をする僕のおすすめ
英語で議事録の書き方!例文+テンプレート付きで解説
これらを参考にして、僕ならこうやって挨拶する例文を作ってみました。
自分が好きなようにアレンジして、使ってもらえればと思います。
自己紹介→経験→出張目的(+スケジュール)→意気込み→締め
Nice to meet you.
I am 〇〇 from Japan ○○ company.
Please let me introduce myself quickly.
I have been working for ○○ company for 20 years.
Recently, I have a 5 years’ experience of ○○ product as a technical manager.
The purpose of my visit is to discuss with customer about technical concerns for ○○ product.
My schedule is as follows:
・Today ~
・Tomorrow ~
・Day after tomorrow ~
I would like to get customer reliability for 〇〇 Product.
I am glad to work with you all.
Thanks for your support during my stay.
That’s all for my introduction.
Thanks again.
自己紹介→ニックネーム→経験→駐在目的→プライベート→意気込み→締め
Nice to meet you.
I am 〇〇 from Japan ○○ company.
I was called (ニックネーム) in Japan, so please call me (ニックネーム)
Please let me introduce myself quickly.
I have been working for ○○ company for 20 years.
Recently, I have a 5 years’ experience of ○○ product as a sales manager.
The purpose of my assignment here is to expand the business to double for ○○ product within 3 years.
This is high challenge for us, but I am so excited to work on it with you.
Talking about myself,
I have two small children who are very excited to stay here with my wife.
My favorite sport is Baseball, I am looking forward to seeing it at Stadium.
Since I love Beer, please invite me when you have a BBQ party.
Finally I like to work with fun, let’s work together with laugh and smile.
I am glad to work with you all.
That’s all for my introduction.
Thanks.
以上、海外赴任や海外出張での自己紹介について解説しました。
初めての海外駐在、心配ですね。
海外駐在を成功させるための英語能力は、TOEICのスコアではなく会話能力です。
それは会話がすべての始まりだからです。
僕自身もそうでしたが、日本人は外国人と話すことに大きな抵抗があります。
この抵抗をなくすことが、海外で英語を上達させるためのコツです。
TOEICの勉強よりも、単語を覚えるよりも、まずは試しに外国人と英会話をする。
これが何よりも、成長に必要なことです。
海外駐在を充実させることができるかは、あなたの会話力にかかっています。
▼参考記事:オンライン英会話はDMM英会話がおすすめ|海外駐在を成功させる/ビジネス英語で一生困らない
