
現地スタッフと仲良くなりたいけど、うまくいかない。
上手にコミュニケーションがとれない。どうしたらいいのかな。
この記事を読むと、以下のことが分かります。
・現地スタッフと仲良くなるために気を付ける4つのポイント
この記事は、海外出張10か国以上、駐在経験2か国の僕が書いています。

想像してみましょう。例えば、アメリカ本社から米人が自分の上司として日本に駐在してきたらどうですか?
この人はどんな人なんだろう。厳しい人なんじゃないか、怖い人なんじゃないかと不安になりませんか。
そうなんです、あなたの周りの現地スタッフは皆同じように思っているはずです。
ならば、あなたから話しかけて、自分のキャラクターをオープンにして、皆の不安を解消してあげましょう。自分のキャリア、家族、趣味なんでもいいので、自分を知ってもらいましょう。そうすれば、現地スタッフの不安は解消され、あなたに話しかけやすい土壌が生まれます。
月曜日の朝は絶好のチャンス!会議のスタートは、先週末何してたの?ってプライベートの質問をすれば、簡単にコミュニケーションできます。

言葉の壁を感じている人には、これは少しハードルが高い提案かもしれませんね。
ただ、これが一番距離が縮まります。
日本でも部下や上司との距離を縮めるために飲みニケーションという手法があるように、これはグローバル普遍だと思っています(ただし、宗教的な問題は除く)
社交辞令でもいいから、今度飲みに行かないか?と言ってみてください。
誘われるだけでも、現地スタッフは受け入れてもらえてると好印象を持つでしょう。
逆に誘われたなら、その機会を逃していけません。余程の理由がないなら、是非一緒に飲みに行きましょう。僕も若手の子達と一緒に飲みに行って、2次会にはその子達の遊び仲間達も集まって、テキーラパーティーで朝まで騒いだこともあります。
あと、語学の勉強にもなりますから、一石二鳥ですね。お酒が入ると、いちいち日本語で考えないので、英語脳が鍛えられますよ。

知り合いとすれ違った時に、携帯を見たり、気づかないふりをしたりした経験はありませんか?
僕のイメージですが、日本人は挨拶を軽視する傾向があると思います。
本来、挨拶はコミュニケーションの基本です。グローバル共通です。
すれ違いざまに声をかける、手を挙げる、会釈するなど、なんでもいいからリアクションを取りましょう。下を向いて挨拶しなかったら、現地の人は無視されていると思ってしまいます。日本人はシャイだから、なんてのは言い訳にすぎません。挨拶できない人が、現地でうまく生活できるわけはありませんよね。
顔を上げて、笑顔で挨拶してあげましょう。
あれ?この日本人、なんか今までと違うなって好意的に見てもらえるはずです。

当たり前ですが、現地の事情は現地スタッフの方が100倍良く知っています。
日本人駐在者間の情報交換も大事ですが、現地スタッフと是非情報交換してみてください。
おいしいレストラン、おいしいローカルビール、知る人ぞ知る観光地、聞いたらなんでも丁寧に教えてくれますよ。
そして、紹介してもらったところに行ったなら、是非フィードバックしてあげてください。
そしたら、次のお店を教えてくれるはずです。そうやって、どんどん会話が弾みます。
毎日バーガーキングしかいかない米人上司があなたに地元のおいしい日本食を聞いてきたら、嬉しくないですか?言葉が喋れなくても、現地に馴染もうとしている姿勢が嬉しいのです。
だから、臆せず情報交換しましょう。相手は待っていますよ。
終わりに
最後にですが、僕がいつも気を付けているのは、特定のスタッフのみと会話するなど、優劣をつけないことが大事です。
もちろん、気がある人もいれば、気が合わない人もいますので、気が合わない人とプライベートまで一緒に過ごす必要はありませんが、職場では公平さを保つことが重要だと考えています。
駐在者となると、現地会社ではそれなりの立場・役割を担っていますので、プライベートの関係性を職場に持ち込むことなく、皆とコミュニケーションを取って、風通しの良い職場づくりを率先していきたいですね。
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