
今度海外出張に行くことになったんだけど、日本人駐在員にもお土産いるかな?
どんな物を買っていったらいいのかな?
案外これ悩みますよね。
- 急な海外出張が決まり、業務の準備、自分の身支度の準備もバタバタで、お土産選びに時間を取られたくない。
- 仕事でお世話になっているし、海外で頑張っている労いのためにも、何か喜ばれるものを買っていきたい。
しっかりこの記事を読んで、駐在員に喜ばれるものをお渡ししましょう。
今回の記事の要約
・お土産でサラリーマン力が問われる理由
・現地駐在員の立場から見た、センスあるお土産をご紹介
この記事は僕自身の2か国の駐在経験と、10か国以上の海外出張経験をもとに執筆しています。
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こんな質問をする時点で、あなたはビジネスマン失格かもしれませんね。
あなたの海外出張が、仮に現地からの支援要請によるものだとしても、あなたの海外出張中をサポートしてくれるのは紛れもなく日本人駐在員です。
現地業務で多忙な中、業務後の夜ご飯や朝晩の送り迎えなどプライベートを費やしてくれる相手には、最大限の敬意を払うべきでしょう。

お土産を持っていくのは、ビジネスマンの最低限のマナーじゃぞ!
海外出張なんて初めてだから、自分の荷物だけでスーツケースがパンパンに・・・。
こんなことは誰もが経験したことでしょう。

お土産を入れるスペースがないから、頑丈で小さなお菓子(ハイチュウ、タブレットなど)を大量に買い込んで、隙間に詰めて行こう。
こんなことを考えているあなた。実はその思考、駐在員にはお見通しですよ。
駐在員はそういう悩みを何回も経験しているプロです。
スーツケースに自分の荷物を入れたいにも関わらずサイズが大きい物を持ってきてくれたことや、空港などで買ったお土産は手荷物で煩わしいということを、十二分に理解しています。
だから、そういうお土産は大変嬉しがられますし、出張者に好意を抱きます。

駐在員は、出張者の悩みを一番理解しているぞ。だから逆にそういうところは敏感なのじゃ!
実は一番良いのは、自分で選ばずに相手に要望を聞くのが良いでしょう。
海外で生活していると、現地で手に入らない物がたくさんあり、駐在員は次の一時帰国で買いたい物リストを付けており、日本から買って来て欲しいものがたくさんあるのです。
親しい人であれば、まず自分で選ぶ前に相手に聞きましょう。
仮にお土産はいらないと言われても、「何か買っていく物はありますか?」と聞いてあげると喜ばれるでしょう。費用は負担するから、あれとこれを買って来て欲しいと絶対に言います。

一番嬉しいのは、実はお土産よりも生活必需品を運んでくれることだったりするぞ!
一時帰国でよく駐在員が買うものは、以下の記事を参考にしてみてください。

では、実際にどんなお土産が喜ばれるか見ていきましょう。

日本酒・焼酎
海外ではビールは現地に豊富な種類がありますが、日本酒や焼酎は手に入りにくいです。
また体積も大きいので、持っていくとかなり喜ばれるでしょう。
僕のお勧めは、空港で瓶に入った本格的な物を買うのもいいですが、スーパーで売っている紙パックで1.8リッターなど入っている物。これはスーツケースの中に入れても割れる心配がありませんので、かなりおススメです。
最上級で敬意を示す方へ持参すると良いです。
生鮮食品(たこわさび、いくら、明太子など)
温度調整を必要とする高難易度のお土産。保冷バッグなどで機内持ち込みや、ドライアイスなどと一緒に預け入れもできます。
ただし、僕の所感では、アメリカ、ヨーロッパまでが限界で、ブラジルは難しいでしょう。
トランジットや空港から渡すまでの期間に解凍されてしまいますので、かなりケアが必要。
ただし、肉製品等のお土産は国によって輸出検査が必要となりますので、JETROのHPでしっかり確認しましょう。
日本のレトルト・麺類
カレールーや、インスタントラーメン、うどんなど日本国民が大好きなものは喜ばれます。
また、そこそこ体積もあるので、スーツケースの犠牲を伴います。
ただし、100均などの安くよくある物は現地でも製造販売しており、手に入りやすいため、日本でしか売っていないような凝った商品が喜ばれます。
また、生めんなどは現地でもなかなか手に入りませんので、喜ばれるでしょう。
おつまみ缶詰(魚、焼き鳥など)
輸送耐久度も高く、体積も小さいため、非常に便利なのが缶詰製品。
最近の日本は本当にいろいろな缶詰商品があり、また美味しいです。
鯖、鰯、焼き鳥、牡蠣、ホタテなどなど、様々な種類を持って行って、現地で好みに合わせて選んでもらうって手法も良いですね。
日本の調味料・乾物・おつまみ
日本食文化の広がりもあり、醤油、ソース、酒など基本的には調味料は現地でも手に入ります。
乾物、ワカメ、キノコ類、ふりかけなどは現地で売ってる国も多いでしょう。
そのため、高級生醤油など日本でしか売ってないのが良いですね。味覇とか叙々苑のドレッシングとか。
日本でしか手に入らない食品をチョイスしていきましょう。
おつまみとして、するめや昆布、ホタテ・貝ヒモなども貴重です。

さて、以上のようにもらって嬉しいものを上げましたが、その他のお土産はどうでしょうか。
ここからは完全に僕の所感になりますので、ご注意くださいね。
無難な選択ではありますが、僕個人的にはあまり嬉しくありません。
そういうお菓子は個人に渡すよりは、皆さんでどうぞ。と配るケースが多く、一口味わってお終いなのです。最悪なのは、カステラのように、わざわざカットしたり、皿を準備したりする物。職場でシェアをするなら、最悪個装したものが良いでしょう。
現地のスタッフへのお土産ならば良いですが、僕だったら駐在員にはそれとは別で用意します。
チョコレートはどこでも買えます。いりません。
わざわざ日本から買ってきてくれるなら、もっと貴重なものが嬉しいです。
日本のビターなチョコレートだと、あまり現地スタッフも好まないです。
これは実は嬉しいアイテムの一つ。
海外では缶コーヒーは売っていませんので、懐かしい味がして飲むのが楽しみです。
僕自身が出張する際も、スーツケースに空きが出たら、缶コーヒーをいくつか詰め込んで、カジュアルな関係の人達へはもう一品として渡したりします。
上述の通り、これをもらった場合、僕はもう駐在員の中でも一番下等生物として扱われているんだなと自分を理解します。
僕が経験から唯一考えたこれらの最上級の渡し方は、出張が終わる頃に自分用として買ってきたのが余ったのでどうですか?とお渡しするぐらいです。
そうすれば、もらう駐在員も捨てるよりはましだから。とプライドと自尊心を傷つけることなく、お渡しできるでしょう。
最近は、電子書籍が普及していますので、読みたい本は購読できます。
趣味が合うかどうかもわかりませんので、おススメしません。
こちらも、飛行機の暇つぶしで読んでたものですけど、どうですか?とお渡しするくらいですね。
以上、いかがでしたでしょうか。
気持ちが大事といいますが、気持ちが形に現れますので、ちゃんと準備していきましょうね。
いろいろ書きましたが、お土産もらえるだけで本当はうれしいんですけどね。

いろいろ駐在員側の視点で記載したが、日本人が出張できてくれるだけで嬉しいんだよな!